2017年9月27日

三十九歳のひとりごと

 
2007年9月27日、苦にならない日に起業した。
今日でちょうど10年が経った。
 
10年目の節目の今日、
特別に何かをするわけではないし
盛大なパーティーを開くこともない。
ただ、この10年で学んだことを
3つに絞りブログを記すことにする。
 
 
 

①「何のために…」

 
10年間、とにかくこの言葉と向き合てきた。
 
何のために働くのか?
何のために起業したのか?
何のためにチームをつくるのか?
何のために家づくりをするのか?
何のために勉強するのか?
何のために利益をあげるのか?
何のために生きるのか?
何のために自分は存在しているのか?
何のために生まれてきたのか?
 
この答えに正解はないと思うし間違いもないと思う。
もちろんこの答えは誰も教えてくれない。
 
そして、10年間、この言葉と向き合ってきた結果
自分なりの答えをみつけた。
しかも全ての答えは同じである。
それが

「おっ!」

である。
 
「おっ!」をつくるために働いている
「おっ!」をつくるために家づくりをしている
「おっ!」をつくるために生きている
 
今ではこの「おっ!」が理念となり、
その理念に賛同した仲間でチームをつくることができ
「おっ!」を軸とした理念経営をすることができている。
 
「何を売る。どうやって売る」よりも前に
「なんでそれを売りたいのか」という理由(WHY)が大切なのだと思う。
 
この「おっ!」の理念は
どんなに批判を浴びようと、
どんなに「わかりにくい」と言われようが
変える気はないし、ブレずに微動だにしない。
 
この10年の1番の成果と言われれば
一片の曇りもなく
「おっ!」という『世界一短い理念(自称)』を創出したことだ。
 
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②因果応報

 
「人のものを盗むという行為は悪いことである」と
子どもは大人から教えられる。
しかし、年齢的に大人になった今、大人の世界ではこの盗む行為と同じようなことが往々にされていている。
 
・政治家の不正受給
・オーナー経営者の節税と称した私的費用の経費算入
・入場料など子供料金にするために子どもの年齢嘘偽
 
大人になればなるほど、隠したり誤魔化したりすることがうまくなる。
そして、これを繰り返しているうちに自分自身の正しい心も「このくらいいいだろう」と当たり前になる。
「みつからなければそれでいい」という気持ちさえも薄れ、悪いことをしているという罪悪感さえなくなってしまう。
 
では「この罪を誰が裁くのか?」
 
みつからなければ誰かが裁くわけでもない。
神様だって人の罪を裁くのは、その人の死後まで待つ。(サミュエル・ジョンソン)
そうなると自分で自分を裁くしかないのである。
 
そこで重要になってくることが「因果応報」なのだと思う。
 
実は、自分も経営に関して2年前から因果応報を根底に経営をし、周囲から「えっ?」と思われる事はやらないことにした。
(「おっ!」と反対の言葉としての「えっ?」)
誰も見てなくても自分自身で正々堂々とできる行動をするようにした。
結果、会社の売上や利益は向上し、チームも良いメンバーが集まってきた。
 
誰かに怒られるからとか
世の中から制裁を受けるとか
地獄に落ちるから
 
ではなく、良い結果を望むのであれば
自分自身で自己を律し、良い行いをしなければならないのである。
(と書きながらも目先の快楽を優先させ自己を律せない事も時々あるが…)
 
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③鉄の車輪

 
この10年間、数社の会社やチームをつくってきた。
マネタイズ出来たのは2社だけであったが、2社とも成績は10年連続黒字経営を続けることができた。
しかし、10年経ってようやく気づいたことがあった。
それは「スタートアップ企業(ベンチャー企業)」と「中小企業」の成長は全く違うということである。
 
実はこの10年、自分はベンチャー(スタートアップ)であると思って会社を経営してきたが、結果的に中小企業としての成長曲線を描いて成長してきた。
もちろん中小企業の成長が悪いわけではないが、気持ちと現実がアベコベだったのである。
 
創業者と仲間割れをして株の事で争ったり
MBOにより会社の保身を優先したり、
節税節税とチームの成長を抑制してきたのである。
にもかかわらず、気持ちだけは、「新しいことに挑戦しよう」とベンチャーを気取っていたのである。
 
チームに問題がなければ、面白そうなイベントに参加して、気晴らしに自分の時間を消費していたり、有名な経営者と知り合って恩恵にあやかろうと、目的も合わない経済団体等の活動を手伝だったりして、時間を浪費していたのである。
もちろん、人脈を広げてその伝で売り上げをあげる方法もあるが、自分としては、新たなビジネスモデルを構築し、世の中にないサービスをつくり上げたいと思っているので、無暗にイベントや団体活動に参加してもすぐに辞めてしまうのであった。
 
スタートアップ企業(ベンチャー企業)とは
「新しいビジネスモデルを開発し、(外部から資金調達をし)短時間のうちに急激な成長とエクジットを狙う事」である。
「スタートアップ企業(ベンチャー企業)」と「中小企業」とでは
企業価値も大きく異なってくるし、考え方もチーム規模も異なる、なによりも一番の違いはスピードである。
 
そして、中小企業でもスタートアップ企業でも重要なことは、鉄の車輪を回し続ける事である。
理念と利益の両輪がついた鉄の車輪を一定方向に押し続けることである。
 
鉄の車輪は重い!
最初の1回転はたくさんの力(エネルギー)を使わないと鉄の車輪は動かない。移動した距離も短い。
しかし、一定方向に力を加え続けることによって、2回転3回転と回り続ける。
さらにこれを続けると10回転50回転100回転と回り、こうなるとあまり力を加えなくても車輪は回る。
そして、移動した距離は、車輪の回転数に比例して、遠くまで動く。
 
この車輪(理念と利益)が大きければ大きいほど、大きな力が必要になる。
すなわち、人も資本も必要になる。
さらに、人力ではなく、車輪を動かす為の機械を発明して動かすアイデアがあれば、
それを実現する為に、さらなる人も資本も必要になる。
 
「スタートアップ企業(ベンチャー企業)」にしても「中小企業」にしても鉄の車輪を一定方向に押し続けなければならないのである。
 
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最後に
起業したときは「とにかく起業したい」という一心で起業した。
「自分のため」「儲かればいい」という自己中心的な今思えば赤面する様な状態でスタートした。
そこには、「世の中のため」「誰かのため」という貢献心もなく、
かといってカッコイイ事業モデルや理論的な戦略もなく、そして、理念の「り」の字も無かった。
そんなスタートだったので起業6ヶ月目には通帳には1万円もなく倒産の危機に落ちいたこともあった。
この10年間、本当にたくさんの失敗をしてきた。
 
しかし、今こうしてブログを書くことができているのは
やはり多くの人からの支えがあったからこそである。

自分は昔から人の「出会い運」がいい。

ムチャクチャなスタートでも
家族や友人、お客様や取引業者、そして、チーム(会社)のメンバー
良い人と出会えれば、成長し続けることができた。
 
今、年齢が重なるごとに実感することがある。
「やらない理由をつくるのが上手になってきたな~」
何か新しいことをしようと考えると
直ぐに言い訳が先に立ち、やらない自分を正当化しようとする。
 
これからも言い訳なしで
「おっ!」をつくるために
因果応報の精神で大きな鉄の車輪を回していくことにする。
 
 
 
 
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<追伸>
「おっ!」をつくるための行動基準として
チームメンバーとつくった『「おっ!」をつくるためのイレブンバリュー』がある。
みんなから好評をもらっている
 
「おっ!」をつくる11の価値観(11values)
 1.相手の喜びを自分の喜びと感じる
 2.自分たちもチームとして楽しむ
 3.「なんで?」をとことん追求する
 4.シンプルな思考と迅速な行動を強みとする
 5.オープンなコミュニケーションを大切にする
 6.「変わってるね」は褒め言葉として歓迎する
 7.いつも注目されている意識を持つ
 8.心揺さぶる体験を創造する
 9.失敗は成長の糧であり、挑戦している証と心得る
 10.「おもてなし」の文化に誇りをもつ
 11.ありったけの「ありがとう」を伝える