2017年6月15日

石と価値

子供ってよく石を拾ってくる
自分も小さい頃、よく拾ってきたと思う
しかし石を拾ってくると、大概大人から捨てられる
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しかしお店ではダイヤモンドやオパールなどの石が
何百万円、何千万円、何億円もの金額で売られている
富裕層の大人は、宝石で着飾り、使わない時は大切に保管する。
 
同じ石なのにどうしてここまで違うのか?
 
 1つに希少価値の違いが考えられる
しかし価値とは、人が決めるものであり、人それぞれ違うのである
価値を認める人が多ければ多いほど金額としては比例するが
それはお金だけの話であって、価値観を否定する要因にはならない
その人によっては、世界にったた一つの希少価値の高い石なのである
 
経済的指標として、需要と供給から見ると、
需要が供給より大きくなると金額も高くなる。
当たり前のことだ!
しかし、お金で幸せを感じる人もいるだろうが
価値を認めてもらって幸せを感じる人もいる。
価値観は人それぞれであって、他の人の価値観を否定することはできない
 
自分たちは「家づくり」として価値を創り出す仕事をしている。
たくさんの人達の家をつくってきた。
家をつくるとき、まず最初に今住んでいる家にお邪魔し、押入れの中まで見させていただき
その家族の価値観をみつけ、新たな価値を創造し、さらなる価値を提案する。
そして世界にった1つの家をつくる。
 
子供が拾ってくる石を見ると
自分たちがつくる「家」と、なんとなく似ている感じがする。
 
 
 
 
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この石は、自分が17歳の時にデンマークに留学していた時に拾った石だ。
石を木材と金属でアレンジして一つの作品にした。
当時、『ヤーナ』という美術の先生がこの石を認めてくれて
美術の授業の時間は何でも好きなものを作らせてもらった。
デンマーク語で言葉も分からなかったが、
この石の価値をヤーナが認めてくれたお陰で、ヤーナのことがすごく好きで、
ものづくりの楽しさを学ぶ事が出来た。
当時、自分は反抗期な時期でもあり、多くの先生から反感を買い
授業もさぼったりしてあまり良くない生徒だったが、美術の授業だけはいつも待ち遠しく楽しかった。
「価値観を認める」ってやっぱり大切だ!